5月12日(水)練習艦隊(司令官 徳丸伸一 海将補)が、近海練習航海の最終寄港地である横須賀に入港した。
横須賀水交会旗、湘南水交会旗をはじめ各支援団体の旗が翻り、横須賀音楽隊と練習艦隊音楽隊が交互に演奏する和やかな雰囲気のなか練習艦「かしま」、護衛艦「さわゆき」、練習艦「やまぎり」の順に整斉と吉倉岸壁に接岸した。
昨年度まで近海練習航海は、幹部候補生学校卒業前と卒業後の2回に分けて実施されていたが、今年度から卒業後にまとめて実施されることになったため、約1ヶ月遅れの入港となった。
同艦隊には、第60期一般幹部候補生課程終了者188名(内女性9名、タイ留学生1名)を含む約720名が乗艦している。
岸壁では横須賀地方総監松岡海将はじめ各級指揮官等多くの隊員、吉田市長等多数の来賓、各支援団体が出迎えた。横須賀水交会からは本多副会長、顧問等多数の会員が参加した。
入港直後に行われた入港歓迎行事は、市長の歓迎挨拶、花束贈呈、司令官の挨拶等短い時間であったが、心のこもった歓迎行事であった。
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同日夕刻、市内において横須賀市、横須賀市議会、横須賀防衛協会、横須賀商工会議所、海上自衛隊横須賀地方総監部共催の遠洋練習航海部隊壮行会が行われ横須賀水交会からも長崎会長以下約20名の会員が参加した。壮行会は会長である吉田市長から練習艦隊・実習幹部に対して温かい激励から始まり、和やかな雰囲気の中で進められた。歓談を通じて実習幹部の意気込みを感じ、頼もしく感じた。 |
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壮行会終了後、場所を移して司令官、各艦長、先任伍長等を招待して横須賀水交会主催の歓迎夕食会を催した。約30名の会員が参加し近海練習航海の労をねぎらい和やかに懇談した。
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練習艦隊は5月19日に横須賀を出港し、東京晴海に回航、5月26日から10月下旬まで約5ヶ月の東回り世界一周の遠洋練習航海に鹿島立ちする。今年は日米安保改定50周年にあたり、パールハーバー、サンフランシスコ、サンディエゴ及びボルティモアと米国の寄港地が多くなっているようである。また海上自衛隊が海賊対処で活躍しているソマリア沖・アデン湾も航海する。航程は、昨年度より4,500海里ほど長い約28,500海里であり、厳しい練習航海となると思うが、実習幹部が国際的視野を養い心身ともにたくましくなって帰国されることを祈りたい。安全なる航海を祈る。 |
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